Last update 2013/04/21
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英辞郎の例文を自動表示

P-Study System Ver.8.0 では 英辞郎 第二版 (最新は 英辞郎 第七版(辞書データVer.136/2013年1月8日版)) の例文をヒント領域に自動表示できるようになりました.

英辞郎に掲載されている豊富な例文を,PSS での学習に利用できます.

英単語を学習する際に例文の活用は欠かせない要素になります.

英単語日本語訳だけでは(特にレベルの高い単語の場合)イメージがわきにくいものですが,例文があることで,その単語が使われるシチュエーションが印象に残るので記憶にも残りやすいです.

そこで, 英辞郎 第二版 (※2013年4月現在の最新版は英辞郎 第七版(辞書データVer.136/2013年1月8日版)) に掲載されている豊富な例文を PSS のヒント領域に表示するようにしました.

この機能も利用するのは実に単純で,

  1. 英辞郎をインストールする
  2. P-Study System Ver.8 をインストールする
  3. P-Study System のオプション設定画面で,外部連携ページにある回答後に例文を英辞郎から取得してヒント領域に表示のチェックを付けておく

だけです.

これで,下記のスクリーンショットのように,自動的に例文が表示されるようになります.

[画像拡大]

私も常に例文表示機能を使っています. 自分でも驚くほど効果的です! 特に今までどうしても覚えられなかった英単語には抜群の威力を発揮してくれています.

PDIC でも自動的に検索されるので例文は見られるのですが,英単語の日本語訳などに紛れていて瞬間的に探すことが出来ません.その点,この機能を使うとヒント領域に表示されますので,視線の移動が少なく済み,効率的です.

さらに,抽出・表示された例文は CTRL+F8 キー(CTRLキーを押しながらF8キー)を押すことで読み上げさせることも可能です. 合成音声ではありますが,読む時間も短縮することができるでしょう. (逆に例文を常に読むことで速読の練習にもなる?!)

何より,例文を読むことによって,多くの英語に触れる機会にもなるのでないかと思っています.

ちなみに現在は 英辞郎 第二版 にのみ対応しています(第一版では例文抽出はできません).

※2013年4月現在の最新版英辞郎 第七版(辞書データVer.136/2013年1月8日版)にも対応しています。

是非一度おためし下さい.

英辞郎 第七版(辞書データVer.136/2013年1月8日版)
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Googleイメージ検索による学習法

最近話題の英単語学習法に,Googleイメージ検索 の画像を用いた暗記法があります.

P-Study System を使うとこの Googleイメージ検索を自動的に行うことができ,視覚情報を最大限に利用した学習が可能になります.

暗記と視覚情報

一般に何らかの暗記をするには情報量が大いに超したことはありません. 文字情報だけでなく 聴覚情報も使って 暗記したり,あるいは電車の中などシチュエーション自体が1つの情報になって,記憶のキー(鍵)を作っているわけです.

画像や絵を使った暗記法も様々に考案されていて,例えば 絵で見る覚える英会話WORD BOOK 絵で見て覚える英単語中学校の「英単語」を完全攻略―絵で見て覚えるイメージ学習法! のような本が出版されています.

絵で見る覚える英会話
桑原 功次
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WORD BOOK 絵で見て覚える英単語
久埜 百合
ぼーぐなん (2001/04)
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中学校の「英単語」を完全攻略―絵で見て覚えるイメージ学習法!
杉浦 宏昌 向山 洋一
PHP研究所 (1999/04)
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しかしながらこうした本は初級者向けのものがほとんどです. 入門者向けの英単語ほど図式化,画像化しやすいという側面もありますが,こうした本があまり出版されない原因の1つとして,的確な絵を作るのが難しい ことがあげられると思います. 著作権的な問題や,そもそも手間(=お金…)がかかってしまい,なかなか実用的な教材が現れていないのが現状だと思います.

Googleイメージ検索

そこで Googleイメージ検索 です.

単語をGoogleイメージ検索で検索すると,その語にあてはまる様々な画像が表示されます. なかには関係のない画像も表示されますし,子供には見せない方がいい画像も無関係に表示されたりしますが,的を射た画像も数多いです.

Googleイメージ検索を使った学習法はジュンイチの英語学習日誌さんの Googleイメージ検索活用法 が詳しいです.

英語嫌いの東大卒が教える私の英語学習法 という本でもGoogleイメージ検索による学習法が紹介されているようです.

英語嫌いの東大卒が教える私の英語学習法
小川 慶一
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しかしながら Googleイメージ検索 はわざわざ単語を Google で検索しなきゃいけないのでめんどくさい!

一日に何十,何百と単語を覚える必要がある受験生や試験対策などには,この手間は時間の無駄ですね.

そこでソフトウェアによる自動化です!

P-Study System によるGoogleイメージ検索の自動化

P-Study System には Web 辞書連携機能というものがあります. Ver.7.2 Beta12 ではこの機能が強化され,学習時に出題されている単語を自動的にインターネットの辞書で検索することができます.

Web 辞書リストには標準では Google イメージ検索が割り当てられていないので,まず下記の手順でGoogleイメージ検索を追加してください.

  1. オプション画面を開く
  2. 「Web辞書検索」カテゴリを開く
  3. 辞書タイプから「英和辞書」を選ぶ
  4. タイトル「googleイメージ検索」と入力する
  5. URL-先頭「http://images.google.com/images?hl=ja&lr=lang_ja&ie=UTF-8&oe=UTF-8&num=50&sa=N&tab=wi&q=」と入力する
  6. 追加 ボタンを押す
  7. 追加された項目をリストから選んで反転させ,↑(U) ボタンを押して一番上に移動する

[画像拡大]

ちょっと長いですがこの手順を行えば準備完了です.

あとは学習中に Shift キーを押しながら F12 キーを押すだけで,Web辞書(Googleイメージ検索)で検索が行われます.

[画像拡大]

検索結果は右下のPSS専用ブラウザに表示されるので,ソフトを切り替えるような手間は一切必要ありません.

上記の画面では respiratory という単語のイメージ検索がされていますが,呼吸器官(respiratory system)の画像が表示されていて頭に強烈なインパクトが残りますよね.

さらに,オプション設定画面の「外部連携」カテゴリにある「回答後に1つ目のWeb辞書で自動検索」にチェックを入れておけば,F12 キーを押す手間も省けます.

[画像拡大]

このように,設定は少し面倒かもしれませんが,一度設定すればあとは全て自動で行われますので,あとはあなたがブラウザ画面にちょっと視線を動かすだけです(笑)

これで「Googleイメージ検索による英単語学習」がぐっと身近になると思います. 是非一度お試しください.