Last update 2013/04/21
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COBUILD 英英辞典(第4版)の問題集化とネイティブ音声の導入方法

Collins COBUILD Advanced Learner’s English Dictionary + CD-ROM(第4版) に添付されている CD-ROM を問題集化することができました!

な,なんと辞書自体に用意されている発音データ(音声ファイル)さえも問題集として利用することができてしまいます!

つまり,ネイティブの音声を利用した問題集を作ることができました!

さらに,Ver.7.2 を使うことで,COBUILD のネイティブ音声を既存の問題集でも(自動的に)利用できてしまいます!!

カードモードでの学習例

背景

元々は 英単語5万語習得への戦略Cobuild(コウビルド)を丸ごと問題集化してみた(笑) という記事を読んで、「もっと簡単にできないか?」と思ったのがきっかけです。

上記ブログでは非常に長い手順で問題集化を実現されていますが、ここをなんとか短くしようと試行錯誤を繰り返した結果、「ダウンロード、実行、インポート」という最小限の手順で問題集化できるようになりました。

変換手順

  1. まず COBUILD English Dictionary の CD-ROM をパソコンのドライブに挿入しておきます。
  2. COBUILD問題集化ソフトをダウンロードします。
  3. ダウンロードしたファイルを解凍します。
  4. 解凍したフォルダにある CobuildConvGUI.exe を実行します。
    1. 画面の指示に従って変換を行います。
    2. まず、CD-ROMが入っているドライブ変換先のフォルダを指定します。変換先は「デスクトップ」がおすすめです。
    3. 「P-Study System 用の問題集を生成する」という項目にチェックを付けておきます。
    4. 「一つの見出し語に対して一つのの問題を生成する」という項目にはチェックを付けておくことをおすすめします。
    5. 変換開始ボタンを押すと、変換が開始されます。変換には時間がかかります。私の環境では 10 分ほどかかりました。
    6. 変換後に「PSS で使えるように音声ファイルをコピーしますか?」と質問されるので、これも「はい」と答えます。これにも時間がかかります。
  5. 変換に成功すると、変換先フォルダ(の cobuild というフォルダ)に CSV ファイルが生成されます。このファイルを PssEditor でインポートします。

以上の手順で、ネイティブの音声を含む問題集を作ることが出来ます!

COBUILD問題集化ソフトの対応OSは Windows98/ME/2000/XP です。Windows98 と Windows2000, WindowsXP で動作を確認しています。

学習例

作成された問題集には、定義文や例文に <b>や<i>などのタグが含まれています。 これらは P-Study System Ver.7.2.0 を利用することで学習時に適切に表示されます。

学習する際には問題数が非常に多いので、適度に分割して覚えることをおすすめします。 (この分割・抽出を支援する仕組みを次期 P-Study System 問題エディタに搭載予定です)

基本的にはカードモード4択モードで学習することをおすすめします。 定義文中にHTMLタグが含まれていたり、そもそも定義文が長いことから、タイピングモードRはおすすめできません。

定義文が長いので、制限時間を長めにし、「たくさん表示」スキンなどを利用するとよいでしょう。

4択モードでの学習例 カードモードでの学習例

注意事項

変換した辞書データ(音声データを含む)は個人で利用する以外の用途に利用しないでください。 例えば変換してできた問題集ファイルを友人・知人・他人あるいは不特定多数の人に配布する行為は著作権法その他の法律・法令で禁じられています。

Collins COBUILD Advanced Learner's English Dictionary について

COBUILD は分かりやすい定義文で定評のある英英辞典です。

私は nishio さんのブログを読んで、すぐに Amazon で COBUILD 英英辞典を購入しました。

この辞典は内容もさることながら、CD-ROM がついてこのお値段ですので、かなりお得だと思います。

ところで Collins COBUILD Advanced Learner’s English Dictionary + CD-ROM はもうすぐ第5版が出るようですが、第5版では問題集化とネイティブ音声の抽出ができなくなる可能性があるので興味のある方はいち早くご購入されることをおすすめします! (流通量が少なくなってきているようです)

Collins COBUILD Advanced Learner’s English Dictionary + CD-ROM

Collins CoBUILD (2004/01/06)
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私は持っていませんが、COLLINS COBUILD Resource Pack on CD-ROM も問題集化に利用できると思います。English Dictionary に加え、English Grammar, English Usage, Thesaurus, 5-million-world Wordbank from The Bank of English も含まれているのでお得かもしれません。

(06.01.29 追記:)Resource Pack では発音データの抽出はできないようです。

nishio さんの手順との比較

nishio さん は次のような手順で COBUILD 英英辞典を問題集化されていました。

(1)NOMAD氏のスクリプトにてデータを吸い出す
          ↓
(2)EBStudioを使ってEPWING形式に変換
          ↓
(3)DDwinにて、辞書を丸ごとテキストファイルとして出力する
          ↓
(4)テキストファイルを置換・整形してCSV形式にする(これが大変)
          ↓
(5)PSSでインポート

Cobuild(コウビルド)をPSSの問題集にする方法

私自身はこれらの手順のうち(2)までしか試しませんでしたが、Ruby のインストールが必要(1)であったり、EBStudio というソフトが必要(2)だったり、Perl で正規表現を駆使して変換(4)を行ったりと、技術的にも多くの工夫をされて問題集化されておりました。

今回の私が提案した手順では、上記手順との対比で書けば

(1)COBUILD問題集化ソフトで変換
          ↓
(2)PSSでインポート

という手順になりますので、これらの面倒な作業はほとんど不要となります。

ちなみに今回私が「COBUILD問題集化ソフト」を作るにあたって、nishio さんにも最終出力結果などについていくつか相談させていただきました。つまり、nishio さんの提示された手順なしには今回のソフトは作れなかったことをここに明記しておきます。

謝辞

作成にあたっては nishio さんや COBUILD変換スクリプトの作者である nomadさん にお世話になりました。 特に nomad さんには無理なお願いをして、2005/12/28 時点ではまだ未公開の「辞書からの音声抽出」に関するパッチもご提供いただきました。本当にありがとうございました。

また、Exerb により Ruby のインストールを不要とすることができました。作者のYuyaさんに感謝します。

(謝辞についてはCOBUILD問題集化ソフトに同梱の Readme.txt もご覧ください)

更新履歴

2005-12-28 版

  • 初版

2005-12-29 版

  • 「一つの見出し語に対して一つの問題を生成する」場合に、見出し語の直後に囲みがある単語が出力されない不具合を修正(yosuke さんによる修正)
  • src フォルダに最新版のソースが入っていなかったのを修正。

2006-01-05 版

  • PSS の音声用フォルダへのコピーを自動化する機能を追加。
  • alternate, compress などの語が ing 形の発音としてファイル化されていた不具合を修正。
  • 見出し語になっていない語(diligence, breathing, obedience など)の音声も抽出できるように修正。

2006-03-16 版

  • Windows98 に対応。
  • CobuildConvGui.exe を作り直した。

はじめまして

MovableType を使ってみることにしました.

この BLOG を使って P-Study System の活用法を紹介していきたいと思います.