英単語学習ソフト P-Study System 活用講座

Advanced Learner's English Dictionary (Collins Cobuild S.) [Fifth edition] に添付されている CD-ROM の問題集化とネイティブ音声の抽出ができるようになりました！

現状ではまだいくつかの単語が問題集化（および音声抽出）できない状況ですが、今後対応する予定です。

（2007/02/11 追記) 2ch の PSS スレPart2 810 様よりパッチをご提供いただき、全ての音声を抽出できるようになりました！ ここに深く感謝、御礼申し上げますm(_ _)m

また、P-Study System Ver.8.2 を利用すれば自動的に発音してくれるようにもなります。

■ 背景

第４版対応版までの経緯についてはCOBUILD 英英辞典の問題集化とネイティブ音声の導入方法をご覧ください。

2006年１月に Advanced Learner's English Dictionary (Collins Cobuild S.) [Fifth edition]が出版されました。この第５版では、CD-ROM の内容ががらりと変わってしまいました（噂によると本自体は第４版と''全く同じ''らしいです…）。

この CD-ROM の大幅改訂により、COBUILD 英英辞典の問題集化とネイティブ音声の導入方法 で公開していた「第４版の問題集化＆ネイティブ音声抽出ソフト」が利用できなくなってしまいました。

そこで、COBUILD 英英辞典 第５版 CD-ROM の解析作業を行い、なんとか問題集化＆ネイティブ音声抽出が実現できるようになった次第です。

■ 制限事項

2006/07/03 現在、まだ解析が完了しておりません。 そのため、現状ではまだ 1,220 個の項目（単語）の抽出に失敗しています。 がんばって CD-ROM の解析を進めていますので、今後改善できると思っています。

（2007/02/11 追記) 2ch の PSS スレPart2 810 様よりパッチをご提供いただき、全ての音声を抽出できるようになりました！

また、第５版 CD-ROM に収録されている音声データは OggVorbis という形式です（第４版まではMP3形式でした）。そのため、ネイティブ音声の再生には、OggVorbis 形式の再生に対応した P-Study System（Ver.8.2.0 Beta7以降）が必要です。

■ 変換手順

基本的には COBUILD 英英辞典の問題集化とネイティブ音声の導入方法で公開していた「第４版の問題集化とネイティブ音声抽出ソフト」と同様の手順で変換できます。

以下に詳細な手順を示します。

（変換作業には３０分～１時間程度かかりますので余裕をもって作業を進めてください）

1. まず COBUILD English Dictionary の CD-ROM をパソコンのドライブに挿入します。
2. COBUILD 第５版 問題集化ソフトをダウンロードします。（注意：このソフトは COBUILD 第５版専用です。第４版では利用できませんのでご注意ください） ※2010/2/7版です
3. ダウンロードしたファイルを解凍します。
4. 解凍したフォルダにある CobuildConvGUI.exe を実行します。
1. 画面の指示に従って変換を行います。
2. まず、CD-ROMが入っているドライブと変換先のフォルダを指定します。変換先は「デスクトップ」がおすすめです。
3. 「P-Study System 用の問題集を生成する」という項目にチェックを付けておきます。
4. 「一つの見出し語に対して一つのの問題を生成する」という項目にはチェックを付けておくことをおすすめします。
5. 変換開始ボタンを押すと、変換が開始されます。変換には時間がかかります。私の環境では 15 分ほどかかりました。
6. 変換後に「PSS で使えるように音声ファイルをコピーしますか？」と質問されるので、これも「はい」と答えます。これにも時間がかかります（私の環境では 20 分ほどかかりました）。
5. 変換に成功すると、変換先フォルダ（の cobuild というフォルダ）に CSV ファイルが生成されます。このファイルを PssEditor でインポートします。

以上の手順で、ネイティブの音声を含む問題集を作ることが出来ます！

COBUILD 問題集化ソフトの対応OSは Windows98/ME/2000/XP です。Windows98 と Windows2000, WindowsXP で動作を確認しています。Windows Vista/7/8 の場合は CobuildConvGUI.exe を「管理者として実行」してください。

■ 学習例

作成された問題集には、定義文や例文に <b>や<i>などのタグが含まれています。 これらは P-Study System Ver.8.0 以降を利用することで学習時に適切に表示されます。

学習する際には問題数が非常に多いので、適度に分割して覚えることをおすすめします。 （この分割・抽出を支援する仕組みを次期 P-Study System 問題エディタに搭載予定です）

基本的にはカードモードや４択モードで学習することをおすすめします。 定義文中にHTMLタグが含まれていたり、そもそも定義文が長いことから、タイピングモードRはおすすめできません。

定義文が長いので、制限時間を長めにし、「たくさん表示」スキンなどを利用するとよいでしょう。

■ 注意事項

変換した辞書データ（音声データを含む）は個人で利用する以外の用途に利用しないでください。 例えば変換してできた問題集ファイルを友人・知人・他人あるいは不特定多数の人に配布する行為は著作権法その他の法律・法令で禁じられています。

■ Collins COBUILD Advanced Learner's English Dictionary について

COBUILD は分かりやすい定義文で定評のある英英辞典です。

私は nishio さんのブログを読んで、すぐに Amazon で COBUILD 英英辞典を購入しました。

この辞典は内容もさることながら、CD-ROM がついてこのお値段ですので、かなりお得だと思います。

Paperback ：

Hardback ：

■ 謝辞

作成にあたっては nishio さんや COBUILD変換スクリプトの作者である nomadさん にお世話になりました。 特に nomad さんには無理なお願いをして、2005/12/28 時点ではまだ未公開の「辞書からの音声抽出」に関するパッチもご提供いただきました。本当にありがとうございました。

2ch PSS スレPart2 810 様よりパッチをご提供いただき、全ての単語と音声抽出が可能になりました。ありがとうございました。

また、Exerb により Ruby のインストールを不要とすることができました。作者のYuyaさんに感謝します。

（謝辞についてはCOBUILD問題集化ソフトに同梱の Readme.txt もご覧ください）

■ 更新履歴

■ 2006/07/03 版

• 第５版に対応。但し、いくつかの単語の抽出に失敗している。
• CobuildConvGui.exe を改訂（cobuild_ogg フォルダの自動コピーに対応）。

■ 2007/02/11 版

• 2ch PSSスレ Part2 810 様のパッチを適用。全ての単語と音声を抽出可能に。

■ 2010/02/07 版 (2013/04/22公開)

• 抽出される音声ファイル数が3万ちょいだったのが、70552になりました。

投稿者: TAKEUCHI Hiroaki 日時: 2006年07月03日 20:10