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[[PSSdev/FreeDesign]]
#contents
item 文によって描画されるアイテム
* RECT
** RECT とは
表示位置などを示す矩形領域を定義するために、各描画アイテムに指定する。
RECT は次のように () と , で組み合わされた形式である。
RECT : ( left, top, right, bottom )
** 四則演算
RECT の left, top, right, bottom は、それぞれ式を用いて指定することができる。
式には次の演算子等を使用できる。
+ - * / % ( )
>実装には HCalcString ライブラリを用いている。
* 描画アイテム
() 内はアイテム名(アイテム定義の1項)
** 線 (line)
''解説''
状態に応じて線を引く。
''パラメータ''
- RECT、色
''例''
item00 = "line, (0,0,40,0), 000000"
** 枠 (border)
''解説''
中を塗りつぶさない矩形
''パラメータ''
- RECT、色
''例''
item01 = "border, (0,20,30,80), ff0000"
** 矩形 (fillrect)
''解説''
中を塗りつぶす矩形
''パラメータ''
- RECT、色
''例''
item01 = "fillrect, (0,20,30,80), ff0000"
** 文字列 (str)
''解説''
書式定義可能な文字列。FreeDesignの核となる。
>DrawText 版
''パラメータ''
- RECT、書式定義可能文字列、配置(Left, Center, Right)、フォント番号、文字色
''例''
item04 = "str, (100,50,200,70), 'ahi', Left, 0, 0000ff"
** 文字列 (text)
''解説''
書式定義可能な文字列。str と違い、配置を指定できない。Win9x/me でも UNICODE 表示が可能。
>TextOut 版 (2002-11-11)
''パラメータ''
- RECT、書式定義可能文字列、フォント番号、文字色
''例''
item04 = "text, (100,50,200,70), 'ahi', 0, 0000ff"
** イメージ (image)
''解説''
指定された画像ファイルの矩形を表示する。
''パラメータ''
- イメージファイル番号、画像内RECT、表示先RECT
''例''
item05 = "image, 0, (0,0,50,50), (0,100,50,150)"
** アニメーション (anim)
''解説''
画像を指定した間隔で順に表示する。
''パラメータ''
- イメージファイル番号、画像の数、表示間隔(msec)、ループするかしないかの指定(0,1)、最初の画像のRECT、表示先RECT
(2番目以降の画像は、最初の画像のRECTで指定した範囲から、同じ幅で右側に読みとる)
''例''
item06 = "anim, 0, 3, 100, 0, (10,0,60,50), (0,100,50,150)"
>この場合、イメージファイル 0 の (10,0,60,50), (10+50,0,60+50,50), (10+100,0,60+100,50) の 3 枚の
>画像を、100 ミリ秒(0.1秒)間隔で順に表示し、(10+100,0,60+100,50) を表示し続ける(ループしない)。
''制限''
表示間隔は、''50msec''〜''21億msecくらい''まで指定できます。
ただし、表示できる間隔は PC の処理性能に依存します。